ミルフィーユ（クラリネット４重奏）- Mille-Feuille (Cl. Qt.)

[Clarinet Quartet] LRCQ-001　

石川亮太　
Ryota ISHIKAWA　

クラリネット４重奏　
Clarinet Quartet　
(Clarinet in Bb 1,2,3 / Bass Clarinet)

※クラリネット版はサックス版（LRSQ-001）と同一の音符で構成されています。同時に演奏、あるいは混成アンサンブルを組んで演奏することが可能です。

<Duration>　
約３分３０秒　
approx. 3 min. 30 sec.　

<Difficulty>　
★★★★☆

<Contents>　
表紙、概要＆スコア（４ページ）、パート譜、カラー表紙（画面表示用）　
Cover,Preface&Score (4p), Solo&Piano Part, Color cover for digital devices　


<Note>
ハーモニーは、ミルフィーユのように甘くて美しいもの…
その私の友人は、魔法のような言葉で数々の生徒たちにハーモニーを教えてきたのだという。曰く、
「ミル（第１音）フィー（第５音）ユー（第３音）とイメージしながら音を重ねてごらん・・・」
すると長三和音の響きは見違えるように美しくなるらしい。確かに、パイ生地に挟まる甘いクリームは、第３音が生み出すまろやかな調和にピッタリだと私も思う。

さて、そのミルフィーユ術？を「曲にしてみないか」という提案に、あっという間にイメージが湧き書き上げたのがこの曲です。ハーモニーの練習曲でありながら、和音と共に移ろいゆく心を感じ合うための曲・・・ミルフィーユの語源は「千枚の葉」であり、可愛らしいお菓子よりもむしろ、落ち葉となり積み重なる切ない気持ちたちを描いた曲、と言うほうが正直かもしれません。

誰もが苦しみながら生きた2020年に、私の腹ペコな心を支えてくれたサクソフォーンのパティシエ、蓼沼雅紀氏に献呈。